2024年7月例会「風を打つ」
- とき
- 2024年7月21日(日) 午後13時00分
- ところ
- レクザムホール 大ホール
- 【作・演出】ふたくちつよし
- 【出 演】
- 音無美紀子】
- 太川陽介】
- 生津徹
- いわいのふ健
- 岸田茜
- 【スタッフ】
- 美術:中川香純
- 照明:五十嵐正夫
- 音響:半田充(MMS)
- 衣装:樋口藍
- 演出助手:中井響子
- 太鼓指導:宮内千博
- 舞台監督:小笠英樹
- 宣伝美術:立川明
- 宣伝ヘアメイク:土屋裕子
- 宣伝写真:ノザワトシアキ
- プロデューサー:岡田潔
- 企画制作:トム・プロジェクト
1993年水俣。あの忌まわしい事件から時を経て蘇った不知火海。
かつて、その美しい海で漁を営み、多くの網子を抱える網元であった杉坂家は、その集落で初めて水俣病患者が出た家でもあった…。…長く続いた差別や偏見の嵐の時代…。
やがて、杉坂家の人々はその嵐が通り過ぎるのを待つように、チリメン漁の再開を決意する。
長く地元を離れていた長男も戻ってきた。しかし…本当に嵐は過ぎ去ったのか?
家族のさまざまな思いを風に乗せて、今、船が動き出す…。
生きとし生けるものすべてに捧ぐ、ある家族の物語。
実在した杉本栄子さん・雄さんの家族をモデルにし、熊本県水俣を舞台に、集落で初めて水俣病患者 が出た杉坂家の姿を描いた「風を打つ」。 ”家族”を描くことに定評がある作・演出家のふたくちつよしが、水俣病により長く続いた酷い差別や 偏見と闘い乗り越えていく、ひとつの家族の物語を紡いでいく。
2019年初演、その後2022年、2023年と二度の再演で、大きな反響を呼びこの度再びの上演が決定。
キャストには、差別にもひるむことなく水俣病と対峙する母・栄美子を音無美紀子、家族全員に寄り添い穏やかに支える夫・孝史を太川陽介、14年ぶりに東京から故郷水俣に戻ってくる長男・功一を生津徹、5人の息子のうちたった1人水俣を離れず両親の面倒を見てきた四男・悟をいわいのふ健、功一の妻・貴子を岸田茜と、息の合った5名のキャストが2023年より続投。
また、本作で『バイタリティに溢れ信念を貫く強い女性・家族にあふれる愛情を注ぐ母』を見事に演じた音無美紀子が、2019年公演で第74回文化庁芸術際優秀賞を、2022年公演では第30回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞し、高い評価を得た。
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