2022年5月例会「マグノリアの花たち」
- とき
- 2022年5月25日(水) 午後18時30分
- ところ
- アルファあなぶきホール 小ホール
- 作
- ロバート・ハーリング
- 翻訳
- 黒田絵美子
- 演出
- 釜紹人
ものがたり
アメリカ南部、ルイジアナ州の小さな町。シェルビーの結婚式の朝。
シェルビーと母親のマリンは結婚式の準備に追われていた。
町一番の美容院、トゥルーヴィーの店で、常連客たちといつものように楽しいおしゃべりをしている時、
突然シェルビーは糖尿病の発作に見舞われる。
その後、幸せな結婚生活を送っていたシェルビーは、翌年のクリスマス、久しぶりの里帰りで、
自分が妊娠したことを母親に打ち明ける…
女同士の友情を通して、命の尊厳、新しい生命の誕生をみつめる感動作。
解説
『マグノリアの花たち』(マグノリアのはなたち、Steel Magnolias)はロバート・ハーリングの戯曲。映画は日本でもヒットし、よく知られている作品であるが、もともとは舞台作品で1987年、オフ・ブロードウェイで上演され、1990年まで公演が続き、2005年にはブロードウェイへ場所を移して再公演を行った。
また、これまでにイギリス、日本、スウェーデンの作り手らがそれぞれの国で公演、日本では、1991年、青井陽治演出、出演は八千草薫、石田えり、松金よね子、松本伊代他、銀座セゾン劇場で上演され、その後、何度か上演された。
映画は1989年に公開され、1990年に開催された第40回ベルリン国際映画祭のオープニング作品に選ばれた。北米圏において興行収入は8000万ドルを超えるヒットをおさめた。キャストはアカデミー賞女優のサリー・フィールド、シャーリー・マクレーン、オリンピア・デュカキス、重要な役どころをつとめたジュリア・ロバーツはこの映画でゴールデングローブ助演女優賞を受賞したほか、自身初めてとなるアカデミー賞のノミネートを受けた。
作品が生まれるきっかけは作者の妹・スーザンの死。1型糖尿病患者だったスーザンは出産のリスクを認識したうえでなお子どもを持つことを望み、産後に合併症を併発して亡くなった。
ここでいうマグノリアは花木タイサンボクを指す。ミシシッピ州とルイジアナ州の州花で花言葉は「前途洋々(今後の人生が大きく開けていて」 「希望に満ちあふれている)」 「壮麗(大きく立派で美しい)」 「威厳をつける」。
関連
- Copyright © 2014-2024 香川市民劇場. All rights reserved.