とき 8月27日(木)18時00分開場 18時30分開演
ところ レクザムホール・大ホール
※当日はマスク着用でお越しください。体調不良の際は、ご来場をお控えください。 手指消毒、検温にご協力をお願いします。
作:堀江安夫 演出:杉本孝司
キャスト
2011年夏。
仙台市郊外の七郷と呼ばれる一帯の長喜城地区にある幸田家は、大地震で半壊の指定を受け、半年も経ても殆ど手つかずの状態。
昼下がりの幸田家の茶の間に、座卓を挟んで向き合っているのは、福永陶吉と妻の夏苗。夏苗の両親の幸田伸介と渓子、兄の伸也。卓の上には一枚の書面。
木々の梢を震わす蝉時雨とは対照的に、地震の傷跡も生々しい室内は沈鬱な静寂が支配する。
何れの肩にも焦燥感と切迫感、そして疲労感が重く張り付いている。
長い沈黙に耐えかねたように話を切り出す。