2020年5月例会「いぐねの庭」

とき     8月27日(木)18時00分開場  18時30分開演

ところ    レクザムホール・大ホール

※当日はマスク着用でお越しください。体調不良の際は、ご来場をお控えください。  手指消毒、検温にご協力をお願いします。

東京芸術座公演

 作:堀江安夫                             演出:杉本孝司

キャスト 

あらすじ

2011年夏。                                               

仙台市郊外の七郷と呼ばれる一帯の長喜城地区にある幸田家は、大地震で半壊の指定を受け、半年も経ても殆ど手つかずの状態。

昼下がりの幸田家の茶の間に、座卓を挟んで向き合っているのは、福永陶吉と妻の夏苗。夏苗の両親の幸田伸介と渓子、兄の伸也。卓の上には一枚の書面。

木々の梢を震わす蝉時雨とは対照的に、地震の傷跡も生々しい室内は沈鬱な静寂が支配する。

何れの肩にも焦燥感と切迫感、そして疲労感が重く張り付いている。

長い沈黙に耐えかねたように話を切り出す。