2022年1月例会 横濱短篇ホテル

とき
2022年1月19日() 午後18時30分
ところ
レグザムホール 小ホール
マキノノゾミ
演出
宮田慶子

  “人間の善きところを描いたおしゃれな芝居”

『横濱短篇ホテル』は、横濱の老舗のホテルを舞台に、1970年から5年ごとにショートストーリーが展開する。それぞれがちょっと悲しく微笑ましく、心を揺さぶる話である。その小さな宝石のようなお話たちは、一つ一つが独立しながら、最後はネックレスのようにつながっていく。宿泊する人、宴会に出席する人、待ち合わせ場所に利用する人、ちょっと一休みする人…ホテルには様々な目的の人々が行き交う。そして毎日いろいろなドラマが生まれる。ホテルでの偶然の遭遇や絡み合いが、その人の人生を大きく変えることもあるだろう。そんなことを思わせる作品である。

<あらすじ>
第1話 「ヤクザに追われて」 1970年の初冬 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室
映画監督とプロデューサーがホテルの客室で打ちあわせをしているときに、突然ヤクザに追われていると言って女子高生が飛び込んできた…

芳崎正志 小豆畑雅一
長谷川 松川 真也
奥山ハルコ 角田 萌果

第2話 「人間観察」 1975年の夏 横浜の、それは老舗というべきホテルの喫茶室
ホテルの喫茶室、デートをすっぽかされた男、初老の男性、彼らを観察する映画監督と見習いシナリオライター。

柳井フミヨ 田邉 稚菜
杉浦洋介 横堀 悦夫
初老の男 加門  良
ウェイトレス 三枝 玲奈
芳崎正志 小豆畑雅一

第3話 「脅迫」 1980年の初秋 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室
ホテルの客室、峠を越えてしまった野球の選手と、コーチのやりとり。選手はコーチの弱みを振りかざして、現役復帰を迫る。

選手 伊東  潤
コーチ 中野 亮輔

第4話 「初恋の人」 1985年の初夏 横浜の、それは老舗というべきホテルのロビーラウンジ
ホテルのロビーラウンジにて、ある女優が初恋の人に出会う。彼の風貌はがらりとかわっていた。その日は彼にとって特別の日だった。

奥山ハルコ 野々村のん
大野木健太 石母田史朗
ウェイトレス 三枝 玲奈

第5話 「離婚記念日」 1990年の冬 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室
離婚した夫婦、3年ぶりに元夫が彼女を訪ねる、そこはホテルの客室。

杉浦洋介 横堀 悦夫
柳井フミヨ 津田 真澄

第6話 「プロポーズ」 1995年の夏 横浜の、それは老舗というべきホテルのロビーラウンジ
初恋の人と、再々会。彼の風貌はまたガラッと変わっていた。二人の運命は??

大野木健太 石母田史朗
コンシェルジュ 加門  良
ケンタ 前田 聖太
カオリ 橋本 菜摘
奥山ハルコ 野々村のん
ウェイトレス 三枝 玲奈

第7話 「ネックレス」ある年の初夏 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室
はじめて明かされる、二人の女性の過去。短編はネックレスの如く繋がり、登場人物の人生の妙を感じ取る。

柳井フミヨ 津田 真澄
杉浦洋介 横堀 悦夫
18歳のハルコ 角田 萌果
18歳のフミヨ 田邉 稚菜
長谷川 松川 真也
奥山ハルコ 野々村のん


 スタッフ


マキノノゾミ
演 出 宮田 慶子
美 術 土岐 研一
照 明 中川 隆一
音 響 高橋  巖
衣 裳 半田 悦子
ヘアメイク 鎌田 直樹
舞台監督 尾花  真
製 作 森  正敏