2025年3月例会「グレイクリスマス」
- とき
- 2025年3月7日(金) 午後18時30分
- ところ
- レクザムホール 小ホール
- キャスト
- 五條紀明(伯爵) 千葉茂則
- 華子(その妻) 中地美佐子
- 紀孝(その弟) 天津民生
- 紘一(その息子) 横山陽介
- 雅子(その娘) 神保有輝美
- 慶子(紀孝の妻) 吉田陽子
- 三橋(華子の兄) みやざこ夏穂
- ジョージ・イトウ(進駐軍将校) 塩田泰久
- ウォルター(進駐軍兵士) 神 敏将
- 権堂 岡本健一(客演)
- 平井 吉岡扶敏
- 藤島 平野 尚
- ヨシ(女中頭) 船坂博子
- ユキ(女中) 飯野 遠
- タカ(女中) 野田香保里
- 稲置(下僕) 境 賢一
- 深田(門番) 山梨光國
- 下山(運転手) 小守航平
- スタッフ
- 装置 松岡 泉
- 照明 前田照夫
- 衣裳 西原梨恵
- 効果 岩田直行
- 舞台監督 深川絵美
クリスマスを舞台に激動の5年間をこっけいに描く、斎藤憐の代表作。民藝初演から30年をへて、あらたな陣容による新しい舞台化にご期待ください。
敗戦の年のクリスマス。進駐軍の将校クラブに母屋を接収され、離れに追いやられた五條伯爵家。天皇は人間になり、華族制度は廃止。路頭に迷って自殺を図る生活力のない当主の五條(千葉茂則)、戦犯裁判にかけられる弟(天津民生)、ヒロポン中毒の息子(横山陽介)らの中で女たちはたくましく、後妻の華子(中地美佐子)と弟の妻・慶子(吉田陽子)は、将校クラブのホステスを引きうけた。不穏な動きを見せる闇屋の権堂(岡本健一・客演)や、日系二世の軍人ジョージ・イトウ(塩田泰久)が出入りする離れでは、にぎやかな宴が始まっている。
ジョージの説くデモクラシーの理想に胸をときめかし、愛をふくらませてゆく華子。娘・雅子(神保有輝美)は、なぜか権堂に魅かれてゆく。やがてアメリカの占領政策がかわり、朝鮮戦争がはじまる。特需景気で旧勢力が息をふきかえし、五條の弟は政界に復帰、息子は警察予備隊に。そして翌年、戦死したジョージから、思い出のオルゴールが華子のもとに届くのだった……。
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