2025年1月例会「人情噺『文七元結』」
- とき
- 2025年1月26日(日) 午後15時00分
- ところ
- レクザムホール 大ホール
- 【メインスタッフ】
- 原 作 ……… 三遊亭圓朝
- 脚 色 ……… 平田兼三
- 演出進行 ……… 小野文隆
- 装 置 ……… 熊野隆二
- 装 置 補 ……… 高木康夫
- 照 明 ……… 桜井真澄
- 音 楽 ……… 杵屋勝彦
- 【キャスト】
- 左官長兵衛 ……… 藤川矢之輔
- 女房お兼 ……… 早瀬栄之丞
- 娘お久 ……… 有田佳代
- 和泉屋手代文七 …… 石嶋隆生
- 佐野槌女主人お駒 ……… 山崎辰三郎
- 佐野槌若い者藤助・そば屋与助 ……… 柳生啓介
- 佐野槌抱新造花香・駕籠かき一 ……… 上滝啓太郎
- 佐野槌抱新造侍人・酒屋手代 ……… 玉浦有之祐
- 佐野槌娘分お光 ……… 清水麻美
- 佐野槌遣手お熊・家主甚八 ……… 松涛喜八郎
- 町人一・鳶頭伊兵衛 ……… 渡会元之
- 町人二・駕籠かき二 ……… 嵐市太郎
- 和泉屋清兵衛 ……… 武井茂
左官の長兵衛は、腕はいいが遊び好き、バクチと酒にかまけて稼業はほったらかし。女房お兼との間には喧嘩が絶えません。
ある日の夕方、バクチで身ぐるみ剥がされた長兵衛が家に帰ると、お兼が娘・お久の行方が知れぬと大騒ぎしています。お久は、両親の喧嘩の絶えない苦しい生活を心配し、自ら吉原の遊女屋・佐野槌に身を売ってお金を拵えようとしたのです。娘の孝行に打たれた長兵衛は、すっかり目が覚め、懸命に働いて一年のうちに迎えにくると誓い、佐野槌から50両を借り受けます。
その帰り道、長兵衛は大川端で身投げをしようとしている若い男・文七を助けます。理由を聞けば、大金の50両を掏られてしまったという。持ち前の江戸っ子気質の長兵衛は、娘の身代の50両を文七に投げ与え駈け去ります。
長屋に戻った長兵衛は、お兼ねにその話をしますが信用してもらえず大騒動。仲裁に入った家主も、ただうろうろするばかり。ちょうどそこへ…。
落語でお馴染みの三遊亭圓朝の人情噺を芝居にした、笑いと涙にあふれた傑作。前進座では、1958年の初演以来、800回を超えて上演されてきた人気演目。本年は前進座創立93周年。創立メンバーから代々継承してきた財産演目を第三・第四世代が精一杯務めます。
いじらしい真心に泣き、引っ込められない意地に笑い、いかにも江戸っ子らしい登場人物たちが繰り広げる心うるおす一幕。
政治家の裏金問題、世界各地での紛争など暗い話題ばかりの今こそ、ご覧いただきたい作品です。
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